米中首脳、年内にオンライン会談へ 溝残るも「安定」の思惑一致

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北京=冨名腰隆、ワシントン=園田耕司 ワシントン=青山直篤、北京=西山明宏
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 サリバン米大統領補佐官と中国の楊潔篪(ヤンチエチー)共産党政治局員が6日、スイス・チューリヒで会談した。ロイター通信によると、年内にオンライン形式で初の首脳会談を行うことで原則合意した。米中間に存在する溝は深いままだが、対立が続く状況を適切にコントロールしたい双方の思惑は一致する。

 チューリヒの空港近くのホテルでの会談は、約6時間に及んだ。

 前回、サリバン、楊両氏が顔を合わせた3月の米アラスカ州での会談では冒頭から1時間以上、カメラを前に非難の応酬が続いた。だが、今回は非公開で、会談後に米中ともに内容を前向きに評価。米ホワイトハウスによると、サリバン氏は米中間の「責任ある競争」のために高官レベルで対話を続けることを強調。米政権高官は同通信などの取材に「広範な問題にわたって協議し、我々が過去に行ったものよりも、もっと意味があり、中身のある会談だった」とし、米中対話の「未来のモデル」と称賛した。

「責任ある競争」強調の米国 中国は「定義には反対」

 中国外務省も「会談は建設的で、有益だった。衝突・対抗を避け、中米関係を正しい軌道に戻すため、共に努力することで合意した」との見解を示した。

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