ドコモ、格安業者のプランを店頭販売 「空白」埋めてライバルに対抗

山本知弘、杉山歩
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 NTTドコモは7日、格安スマホ事業者の携帯電話契約を系列販売店で扱うと発表した。データ使用量が少なく、手ごろな料金を望む層のニーズに応える。他の大手はサブブランドでカバーする層だが、ドコモでは「空白」になっていた。

 21日からNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」を全国2300店で扱う。基本料金は3ギガバイト(GB)で月990円などで、ドコモの既存プランより数千円安い。ドコモの契約と同じように店でサポートを行い、利用額などに応じた「dポイント」も付与する。

 ドコモは3月、オンライン申し込み専用プラン「ahamo(アハモ)」(20GBで月2970円)を始め、180万超の契約を集めた。ソフトバンクやKDDIも同じ時期にオンラインプランを始めたが、数ではドコモが大きくリードしている。

 一方、店で申し込みができる低価格プランは、KDDIが「UQモバイル」、ソフトバンクが「ワイモバイル」というサブブランドでカバーする一方、ドコモでは用意がなかった。

 その「空白」を埋めるために目をつけたのが格安事業者の活用だ。「様々な切り口で、きめ細かな対応ができる」(野田浩人・営業本部長)と強調。年内にはNTTグループ外のもう1社のプランの扱いも始める。今後も複数社に参加を呼びかけたいとした。

 調査会社「MM総研」によると、半数以上の利用者のデータ通信量が月3GB以下だという。同社の横田英明研究部長は、格安事業者と組むドコモの戦略について「自社の利用者を他社に流出させないため、見劣りしないプランを出す必要があった」とみる。(山本知弘、杉山歩)