オリックス、全員野球で首位固め 大化けの30歳は30号の大台到達

佐藤祐生
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(7日、プロ野球 オリックス・バファローズ4―3北海道日本ハムファイターズ)

 オリックスは全員が一つになって勝利をもぎ取った。

 1―2の三回2死、杉本裕太郎が打席に立った。外角高めの152キロに少し泳がされながらも、中越えにはじき返す。リーグトップを走る同点の30号ソロとなった。

 6年目の今季、自己最多だった一昨年の4本塁打を大きく超えた。大化けした30歳は「目標にしていた数字だった。素直にうれしい」とベンチ前で右拳を突き上げた。

 だが、この試合。勝利の立役者は、初めて大台に到達した杉本だけではなかった。

 直後の四回に1点を勝ち越され、先発の増井浩俊が2死一塁で降板。「いつでもいけるように」と準備していたK―鈴木が代わって、五回までを4者連続で抑えた。

 打線はその裏、力投に応える。犠打を絡めて2死二塁。「(二塁走者の)宗佑磨なら長打でなくてもかえってこられる」と、モヤが中前に転がし、1点を勝ち越した。

 さらに守っては六回、守備陣が中継プレーで走者の本塁突入を阻止。K―鈴木の後、4投手の継投で1点を守り切った。

 試合後、中嶋聡監督は選手たちをたたえた。「『俺がやる』じゃなくて、『全員でやる』という気持ちが非常に見える。それが結果になっているのかな」

 2位ロッテに1・5ゲーム差とし、首位を守った。主砲の吉田正尚が不在のなか、全員で勝ちを重ねていく。(佐藤祐生)

 K―鈴木(オ) 今季初勝利。「与えられたポジションで打者を抑えるのが仕事。それが勝利につながったのは良いことだと思う」

 モヤ(オ) 五回に勝ち越しの中前適時打を放つ。「終盤、チームが良い戦いをしている中で自分の調子も上がってきた」

 中嶋監督(オ) 「『俺がやる』じゃなくて、『全員でやる』というのが非常に見える。それが結果になっているのかな」