米原潜、南シナ海で潜行中に衝突 相手は不明、自力でグアムへ

ワシントン=高野遼
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 米太平洋艦隊は7日、米海軍のシーウルフ級原子力潜水艦コネティカットが2日午後、インド太平洋地域の公海上で潜航中に、何らかの物体に衝突したと発表した。ロイター通信によると、現場は南シナ海で、15人近くの乗組員が打撲などのケガを負ったという。

 同艦隊は、衝突相手については明らかにせず「本件について調査をする」としている。乗組員に命に関わる負傷はなく、原子力推進機関にも被害はなかったという。ロイター通信によると、原潜は自力でグアムに向かっている。

 米CNNによると、南シナ海周辺では、日英豪など各国との演習が実施されていたという。南シナ海をめぐっては中国が力による現状変更の試みを続けており、米中間での重要課題の一つとなっている。また今月に入り、中国軍機が台湾の防空識別圏(ADIZ)への進入を繰り返しており、米政府は「地域の平和と安定を損なう」と懸念を示していた。(ワシントン=高野遼)