ドローン宅配に賭ける元電通マン メディア事業との意外な共通点は

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土屋亮
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 森林が95%を占め、高低差のある八つの集落に分かれている山梨県北東部の小菅村。約700人が暮らす村の上空をドローンが飛び交う日が近づいている。

 仕掛け人である東京・渋谷のベンチャー企業「エアロネクスト」CEOの田路(とうじ)圭輔さん(53)は9月末、村でスタッフと打ち合わせを重ねていた。10月からドローンによる買い物代行サービスを始める最終準備だ。空き家を改装し、食品や日用品など最大300品目を常備するドローンデポ(小型物流拠点)につくり替えた。常駐するスタッフがLINEで注文を受け、箱詰めして機体に装着し、30分間隔で飛ばす。

タッグを組むのは、あの物流大手

 着陸場所はまず5カ所に設け、最も遠い3キロ先まで7分で着く。到着後、箱を自動で切り離し、注文者に取りにきてもらう仕組みだ。配送料は1回300円で、重さ5キロまで運べる。村内にはコンビニエンスストアもスーパーもなく、最も近い村外のスーパーまで車で40分かかる。村に住む小山理加さん(30)は「調味料などが切れたときに助かりそう」と話す。

 タッグを組むのは物流大手の…

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    藤井涼
    (CNET Japan編集長)
    2021年10月12日8時16分 投稿

    【解説】ドローン配送の課題は何といっても飛行中の安定性ですが、エアロネクスト社のドローンは、飛行姿勢や動きに応じて重心位置を最適化させる重心制御技術「4D GRAVITY」によって、風や飛行速度の影響を最小限にして水平に保つことに成功しています。同