視覚障害柔道界の「レジェンド」が映画に 柔道の本場・日本を巡る旅

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 今夏に開かれた東京パラリンピックで、新型コロナウイルス感染症にかかりながら、7大会連続のメダル獲得という偉業に挑んだ視覚障害の柔道家がいた。ブラジルのアントニオテノリオ・ダシウバ、50歳。大会前、日本に稽古に来た時の様子を追ったドキュメンタリー映画が、8~10日にウェブ上で先行公開される。

 アントニオテノリオは1996年アトランタから4大会連続で金メダルに輝き、2012年ロンドン大会では銅、母国開催の16年リオデジャネイロ大会では銀を獲得した。視覚障害柔道界の「レジェンド」だ。

 東京大会前の今年の春、新型コロナウイルス感染症にかかり、集中治療室で2週間を過ごしたため、練習が十分に積めなかった。

 東京大会では男子100キロ級に出場し、3位決定戦で優勢勝ちの目前、残り1秒で相手に技ありを奪われ、ポイントで並ばれた。延長戦の末に敗退。7大会連続のメダル獲得はかなわなかった。

 「試合に負けたけど、気持ちは軽い。コロナには負けなかったのですから」。試合後、穏やかな口調で語っていた。

 アントニオテノリオは18年、他のブラジル選手とともに日本を訪れた。その旅をブラジル人の映像監督、エドゥアルド・ハンターさんが追い、ドキュメンタリー映画「テノリオと柔道の夢」をつくった。

 青森県では日本代表の選手た…

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