負けるべくして負けた ショックを断ち切る采配は(中西哲生コラム)

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 0―1に終わったサッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦は、負けるべくして負けた試合だと感じました。

 サウジは点取り屋のサーレム・アルドサリ選手が欠場した一方、日本も、けがの久保建英選手や累積警告による出場停止の伊東純也選手と、前回9月に勝利した中国戦で活躍した2人を欠き、お互いネガティブな要素を抱えた状況でした。

 前半の内容はアウェーの日本にとって、決して悪いものではありませんでした。集中を保って、攻守ともに速いテンポの相手に対応し、いくつかの決定的なチャンスを作りました。守備ではきわどいクロスを入れられて危ないシーンもありましたが、シュートの場面はある程度、相手に体を寄せることができていました。

 それが後半に入り、気温とともに湿度がかなり高く感じられる気象条件でパフォーマンスが落ちてきます。ほぼ満員のスタンドとコーランも流れるアウェーの雰囲気にも、ストレスを感じていたのではないでしょうか。新型コロナの影響で入場制限の試合が続いていた中、久しぶりに大きなストレスがかかる環境もあって判断の部分が鈍り、「らしくない」プレーがいくつか出ていました。パスがカットされ、失点につながった柴崎岳選手のプレーもその一つだったかもしれません。

 しかし、こうしたプレーは起こるべくして起こった、と感じています。

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