千葉雅也さん×町屋良平さん 24日にオンラインで初の対談

中川史
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 気鋭の哲学者で「デッドライン」(野間文芸新人賞)、「マジックミラー」(川端康成文学賞)など小説も手がける千葉雅也さんと、「1R1分34秒」で第160回芥川龍之介賞を受けた町屋良平さんが初めて対談するオンライントークイベントを、愛知県豊田市中央図書館が24日に催す。市民が表現活動を始めるきっかけに、と芸術、読書の秋に企画した。

 2人の共通点である小説とピアノから、タイトルは「小説を書くこと。そしてピアノについて」。芥川賞候補になった千葉さんの小説「オーバーヒート」などを題材に、小説の書き方や読み方について対談する。ピアニストが主人公である町屋さんの小説「ショパンゾンビ・コンテスタント」と千葉さんのブログの連載「ピアノを弾く身体」を題材に、ピアノを弾くことについても話をする。参加者との質疑応答の時間も設ける。

 中央図書館4階では、2人の著書や「影響を受けた本」として選んでもらった15冊、小説の書き方や哲学、音楽、作曲家に関する本など関連資料を今月末まで展示している。

 Zoomによるイベントは午後5時~6時半。無料。定員100人(抽選)で市内在住・在勤・在学の人が優先。中央図書館のウェブサイトで10日まで受け付け、当選者には15日までに連絡がある。(中川史)

2人が「影響を受けた本」に選んだ15冊(順不同)

・「書きあぐねている人のための小説入門」保坂和志

・「一億三千万人のための小説教室」高橋源一郎

・「小説の経験」大江健三郎

・「『こつ』と『スランプ』の研究 身体知の認知科学」諏訪正樹

・「弓と竪琴」オクタビオ・パス著 牛島信明訳

・「ピアニストが見たピアニスト 名演奏家の秘密とは」青柳いづみこ

・「音楽の憎しみ」パスカル・キニャール著 博多かおる訳

・「葬送」平野啓一郎

・「エミール・ギレリス もうひとつのロシア・ピアニズム」グリゴーリー・ガルドン著 森松皓子訳

・「文体の舵をとれ」アーシュラ・K・ル=グウィン

・「クレーの日記」パウル・クレー

・「ミシェル・フーコー」慎改康之

・「分析哲学講義」青山拓央

・「事典 世界音楽の本」

・「やさしい現代音楽の作曲法」木石岳