「報道と広報は全く違う」平和賞のレッサ氏 ヘイトの洪水浴びても…

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編集委員・吉岡桂子
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 フィリピンジャーナリストマリア・レッサさん(58)が、ノーベル平和賞を受賞することが決まった。

 ネットメディア「ラップラー」を知人と共同で立ち上げて約10年。最高経営責任者(CEO)を務めながら、強権的な統治で知られるドゥテルテ大統領に対して、仲間とともに一貫して批判的な立場から調査し、報じてきた。

 逮捕や拘束に加えて、SNS上では権力側の世論誘導を背景としたヘイトメッセージの洪水を浴びながらも、ジャーナリストであり続ける決意とは――。

 「私には、戦う覚悟があります」

 2020年7月、新型コロナ禍のもと、東京からのオンライン取材に対して、マリア・レッサさんは迷いなく言った。

「SNSは敵だ、と?」

逮捕、ヘイトメッセージなどを乗り越えてきたレッサさんが考えるSNSの役割とは

 ジャーナリストの役割を問う…

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