「日本一大きな芋煮マン」が登場 巨大すぎて地上から見えない?

辻岡大助
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 山形市の秋の一大イベント「日本一の芋煮会フェスティバル」の公式マスコット「芋煮マン」の巨大な絵が、同市落合町の里芋畑に出現した。

 「さとう農園」(山形市)社長の佐藤卓弥さん(47)が企画。芋煮によく合う里芋の品種「土垂(どだれ)」を無農薬で栽培している約9千平方メートルの畑をカンバスに見立て、芋煮マンを全長約90メートルで表現した。

 芋煮マンは山形の食文化を悪の手から守り、名物芋煮を全国へ発信する愛と正義の伝道者ヒーロー。頭が鍋でマントを着け、ニッコリとした笑顔が愛らしい。

 佐藤さんは2017年、山形の芋煮会文化を世界に発信しようと、山形大学に南米ペルーのナスカの地上絵の研究者がいることにちなみ、この畑で地上絵の中にある巨大なハチドリの描線を畝(うね)で表現。以来、同様にコンドルやクモなどを毎年描いてきた。

 今年はコロナ禍で巨大絵のための畝づくりを取りやめたが、「芋煮会文化の発信をやめてはいけない」と思い直し、葉を刈り取った跡を描線とすることで「日本一大きな芋煮マン」を表現した。「今秋のフェスティバルはコロナ禍で中止になりましたが、山形の芋煮会文化は不滅です」

 絵は巨大すぎて、地上からは見えない。里芋を収穫すると絵は消えるが、今月12日ごろまで現状を維持するという。(辻岡大助)