みずほ、基幹システム「使いこなせていない」 障害多発は組織に問題

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江口英佑
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 みずほフィナンシャルグループ(FG)とみずほ銀行が、8月と9月に起きたシステム障害4件の原因調査結果と再発防止策を発表した。基幹システム「MINORI(ミノリ)」については「使いこなせていない」とし、組織的な問題も背景にあるとの認識を示した。

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記者会見するみずほフィナンシャルグループのシステム部門トップ・石井哲氏(中央)ら=2021年10月8日午後、オンライン会議システムの画面から

 8日夕、オンラインによる記者会見にシステム部門トップの石井哲氏が出席した。石井氏は、2019年に4千億円超かけて刷新したMINORIについて「いろんな機能を使いこなせるようなところまでできあがっていない」と指摘。「障害時の対応に課題がある。人繰りというより復旧力の問題で、銀行やシステム子会社などの組織の問題だ」と述べた。

 8月20日に起きた今年5回目の障害では、みずほ銀、みずほ信託銀の全店舗の窓口で取引が一時できなくなったが、発端は店舗とMINORIをつなぐシステムのサーバー内にあるハードディスクが故障したことだった。みずほによると、ディスク故障後、サーバー内のバックアップ用の同じディスクが作動を始めたが、約1時間後に故障した。自動で別のサーバーに切り替わる設計だったが機能せず、千葉県にある災害時のサブセンターへの切り替えに時間がかかったという。

 みずほは、サーバー内の同じ…

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