「自由なジャーナリズムは最強の仲間」 平和賞に国連総長ら祝意

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ジュネーブ=青田秀樹、パリ=疋田多揚、ワシントン=高野遼
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 今年のノーベル平和賞が、フィリピンジャーナリストマリア・レッサさん(58)とロシアの独立系リベラル新聞「ノーバヤ・ガゼータ」編集長のドミトリー・ムラトフさん(59)に贈られることが決まった。強権的な政権にもひるまず報道を続けてきた記者への平和賞授与の発表を受け、各地から歓迎や祝福の声が上がった。

 ノルウェー・ノーベル委員会の発表があった8日、国連のグテーレス事務総長は声明を出し、「不正な行為を調べ、市民に情報を届け、指導者らの責任を問うジャーナリストなくしては、自由で公正な社会は実現しない」と祝辞を贈った。そのうえで「自由で独立した多様なメディアを支えていく」と表明した。

 グテーレス氏は、反メディアの言説やメディアで働く人たちへの攻撃が増え続けていると指摘し、技術の進展にともなって情報の流れが変わり、市民をミスリードしたり暴力や憎悪をあおったりする状況になっていると言及。「虚偽が事実に勝るようになってはならない。自由で独立したジャーナリズムは、虚偽と闘うための最強の仲間だ」と述べた。

 国際NGO「国境なき記者団

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