「落ち着いて」手話で励ましてくれた彼女 結婚をかけリングに上がる

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伊藤雅哉
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 昨年11月の試合、プロボクシング日本スーパーフェザー級2位の長谷川慎之介(29)は第1ラウンドでダウンを喫した。

 立ち上がると、無意識のうちに客席に来ている彼女の姿を探した。

 目が合った。

 ボクシンググローブをつけた右拳を、左胸から右胸に移動させた。

 「大丈夫」

 客席の彼女は下に向けた両の手のひらを胸の高さからおなかの位置に下ろす。

 「落ち着いて」

 冷静さを取り戻し、試合に勝った。

 長谷川は14日、来年の日本タイトル挑戦がかかる同級の最強挑戦者決定戦(東京・後楽園ホール)に臨む。

 勝って、自分の両親に彼女との結婚を認めてもらうつもりでいる。

 交際して3年になる彼女は3歳年上。東京都足立区マンションで一緒に暮らし、SNS上に2人の日常をつづる。

 彼女は耳が不自由なため、長谷川は手話を覚えた。

 まだ別々に暮らしていたころ…

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