池江璃花子に勝った同期生「正直、びっくり」 過去NHKで「共演」

照屋健
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 東京辰巳国際水泳場で9日にあった競泳の日本学生選手権。池江璃花子(日大)が最も得意とする女子100メートルバタフライを制したのは、同じ大学3年生の飯塚千遥(筑波大)だった。

 「正直、びっくりしているというか……。最後、(池江が)見えていたのでタッチまで自分を信じてがむしゃらに泳ぎました」

 0秒01差での初優勝に、仲間たちがいるスタンドに向け、何度も右手を高々と突き上げた。

 千葉県銚子市出身。小学4年から本格的に水泳を始めて以来、同学年の池江は「本当に尊敬するというか、目標」の存在だった。同じスイミングクラブのルネサンスに所属。2人で国立スポーツ科学センターのプールで練習し、2018年にNHKが特集した企画では、池江の持ち味を検証する比較対象の選手として出演した。

 「撮影の機材がすごいな、くらいだったんですけど。それのおかげで、自分に足りないものもわかった」

 これまで、全国中学大会、全国高校総体など、全国規模の大会では優勝できず。池江に勝ったことはなかった。大学生になった日本学生選手権でも、得意な100メートルバタフライで2年連続4位。表彰台にも立てていなかった。

 「これまで悔しいインカレを1年、2年としてきて。チームに勢いをつけたかった」

 今年に入って、ストロークで手応えをつかみ、記録を伸ばした。「自分に合ったレースプランがわかってきた」。4月の五輪代表選考会は3位と自信を深めてきた。

 レース後、池江から「おめでとう」と声をかけられたといい、「今回、たまたま勝ったといわれないように。今後も勝負できるように、力をつけたい」。次は3月の選考会で、日本代表を目指す。(照屋健)