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首相が医療従事者と「車座対話」 初週末に「聞く力」アピール

森岡航平
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 就任後初めての週末を迎えた岸田文雄首相は9日、新型コロナウイルスの感染者を受け入れている都立墨東病院(墨田区)を視察し、医師や看護師らとの「車座対話」に臨んだ。視察後、首相は「新しい内閣でもコロナ対策が最重要課題だ」と強調。公的病院のコロナ専用病床化や医療従事者の増収に意欲を示した。

 首相は院内を約1時間視察。コロナ患者の受け入れ状況や重症患者に使用する体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))などの機器について説明を受けた。その後、院内で働く医師や看護師らとの「車座対話」を開催。若手看護師に「政治にしてもらいたいことはありますか」などと質問した。

 視察後、首相は記者団に「自らのリスクも顧みず、大変なストレスの中で頑張っている皆さんの切実な声を聞き、感銘を受けた」と発言。その上で「国民の声に丁寧に耳を傾ける、あるいは対話を重視する。こうしたことを言ってきた。その声を形にしていく」と述べ、公的病院の専用病床化などを「しっかり具体的に進めていく」と語った。(森岡航平)

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都立墨東病院を視察し、関係者らと意見交換する岸田首相(中央)=9日午前10時、東京都墨田区、代表撮影
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都立墨東病院の関係者(右)から説明を受ける岸田首相=9日午前9時33分、東京都墨田区、代表撮影