2分半で時速500キロ リニア最新車両の試乗会、座席広くゆったり

玉木祥子
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 JR東海は8日、山梨県都留市の山梨実験センターで、リニア中央新幹線の最新型試験車の試乗会を報道関係者向けに開いた。報道向けの試乗会は約1年ぶりで、約100人が参加した。

 車両は従来の「L0系」の改良型。先端は空気抵抗を減らすため、丸みを帯びている。内装は白を基調とし、乗り込むと明るい印象を受けた。ゆったり座れるように、座席の幅は従来の車両より広くしたという。

 車両が動き出し、時速150キロになると車輪走行から浮上走行に切り替わる。このとき振動を感じるが、その後はより静かになった。出発から約2分半後に営業速度の時速500キロに達した。現在、一般向けの試乗はおこなっていない。

 リニアの静岡工区をめぐり、JR東海は、大井川の流量や生態系への悪影響を懸念する静岡県との間で膠着(こうちゃく)状態が続いている。技術開発は順調に進むが、開業時期は見通せていない。生田元・中央新幹線推進本部副本部長は「流域の皆様と意見交換を重ねながら、できるだけ早く理解を得られるように取り組んでいく」と述べた。(玉木祥子)