追跡30分、アルゴはぴたりと足止めた 傷害事件捜査、手柄の警察犬

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井岡諒
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 「人が刺された」

 兵庫県警神戸西署に第一報が入ったのは9月19日午前3時半ごろだった。

 神戸市西区の公園で、会社員の男性が背中をナイフで切りつけられ、知人の10代の少年が逃走していた。

 署員ら約60人態勢で捜索したが、見つからない。

 午前5時半ごろ、1頭の警察犬が投入された。3歳のオスのシェパード「アルゴ号」。少年の家族から提供された靴下のにおいを頼りに、追跡を始めた。

 空が白み始めた午前6時前。現場から約500メートル離れた路上で足がぴたっと止まり、近くのため池の方向へ首を向けた。

 リードを手にしていた担当指導員の佐貫智幸警部補(51)が目をやった瞬間、ため池沿いのあぜ道を人影が横切った。捜査員らがすぐに後を追うと、逃げた少年がそこにいた。少年は取り押さえられ、傷害容疑での逮捕につながった。

 アルゴ号を2年間指導してき…

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