阪神、逆転Vは極めて難しく… サンズと佐藤輝明の不振響く

KANSAI

伊藤雅哉
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 阪神の逆転優勝が極めて難しくなった。ヤクルトとの「天王山」は1勝2敗で負け越し。矢野監督は落ち着いた口調で言った。「自分たちはあきらめず、どう勝ちにつなげていくか。もう何度も負けられない」

 敗因はいくつもあるだろうが、やはり打線に差があった。ヤクルトはほぼ不動のオーダーで臨んだのに対し、阪神は6、7番が固まらないまま。この日は15安打で17残塁。特に序盤の得点機を生かせなかった。

 2軍落ちしたサンズ、そして佐藤輝の不振が痛すぎた。大物新人は直近3試合は代打でも出番がなく、復調がこの大事な3連戦に間に合わなかった感がある。この日は外国人枠の関係でロハスがベンチを外れ、7番で起用されたが中飛、ハーフスイングによる空振り三振、左飛に終わり、ベンチに下がった。

 6番に入った小野寺は3安打と奮闘したが、3試合を通じて6、7番で先発した選手は計20打数4安打0打点だった。

 DeNA、ヤクルトとの6連戦は3勝3敗。総得点17で、投手に負担をかけ続けた1週間だった。崩れたとはいえ、救援陣は責められないだろう。伊藤雅哉

     ◇

ヤクルト田口、雄叫び

 ヤクルトの左腕田口が最大のピンチを断った。同点の六回1死一、二塁に救援し、阪神の代打・糸井をスライダーで空振り三振。2死満塁から島田も空振り三振に切り、雄たけびをあげた。「どんな形でもアウトをとるという思いで挑んだ」。直後の勝ち越しを呼び込んだ。

 キャンプ時は巨人の一員だった。開幕前にトレードで加入し、ブルペンに欠かせない一人になった。試合後には連日、パフォーマンスでファンを盛り上げ、仲間の誕生日には誕生日ソングを歌うムードメーカーだ。今では「生え抜き」と言われるまでに溶け込んでいる。

 チーム一丸となって、2位阪神に2勝1敗と勝ち越し、優勝マジックを二つ減らして「9」に。カウントダウンが始まった。

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