日暮里・舎人ライナー、運行再開 朝ラッシュの運行本数1割減らして

釆沢嘉高、神宮司実玲
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 首都圏で最大震度5強を観測した7日夜の地震で車両が脱輪し全線で運休していた日暮里・舎人ライナーが11日、始発から運行を再開させた。脱輪の原因については引き続き調査する。

 運営する都交通局によると、脱輪した車両を走行路から撤去する作業が9日未明に完了し、損傷した走行路も復旧させた。撤去車両以外にも一部損傷した車両があり点検などを実施するため、朝のラッシュ時間帯(午前7~10時)は通常ダイヤより1割程度本数を減らして運行した。都営バスなどによる振り替え輸送は縮小する予定。

 今回脱輪が起きた現場は、電車を隣の線路に誘導するための「分岐器」が設置されたポイント。構造上、電車の走行を支えるガイドレールが一部途切れており、同局はこの地点で揺れに襲われたため脱輪した可能性があるとしている。

 東京都足立区の30代の会社員女性は、脱輪翌日の8日の通勤では、振り替え輸送のバスを利用した。いつもは電車で約30分だが、1時間以上かかったという。「思ったより早く復旧して、良かった。電車の本数が減っているので少し早めに家を出たが、いつもと変わらない混み具合だった」と話した。

 同区の会社員男性(43)は、9日は自転車で約50分かけて日暮里駅まで通勤したという。「結構しんどかったので、電車が復旧してほっとした」と話した。(釆沢嘉高、神宮司実玲)