第3回日本近海の異変、温暖化と外国漁船の影 漁業を守るためにすべきこと

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横山蔵利
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水産異変 日本の漁業が生き残るには③

 日本の近海では、一体何が起きているのか。

 水産庁は6月、スルメイカやサケの記録的な不漁や、とれていなかった魚がとれる状態が続いている原因を、地球温暖化や海洋環境の変化とする報告書をまとめた。

地球温暖化による海水温の上昇などで環境が激変している東北の漁業の現状に迫る連載です。3回目では、日本の漁業が生き残るためになにをすべきか。専門家や現場の声を聞いています。

 青森県にある八戸漁業指導協会の熊谷拓治会長理事は、漁業会社の社長だった20年以上前、アルゼンチン沖の南太平洋で操業していた大型イカ釣り船団の漁労長から受けた衛星電話の内容を、よく覚えている。

 「海が見たことのないくらいきれいなんだよ。きれいすぎてプランクトンもイカも何もいない」

 このときすでに南極の氷が溶…

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