「大きく変えなくていい」が世間の空気 ハンデある野党がすべきこと

有料会員記事2021衆院選

聞き手・岸善樹 聞き手・稲垣直人 聞き手 編集委員・塩倉裕
[PR]

 2012年末に第2次安倍政権が誕生して以来、野党は衆院選参院選で負け続けてきた。いまの野党に何が足りないのか。衆院選を目前に控えたこの時期にこそ、考えたい。

「女性を見つけ、鍛えて」 岩本美砂子・三重大学教授

 野党は夫婦別姓やLGBTへの理解などで、与党より目配りが利いています。でもあえて言いますが、そうしたアイデンティティーの問題だけでは「メシは食えない」のです。

 貧しい人たちにお金を回す経済政策にもっと力を入れなければ、議席には結びつきません。生活がしんどくて、しかも家事や育児を押しつけられれば、政治どころではないのです。特に非正規で低賃金のしわよせを受けやすい女性の声の受け皿が必要です。

 野党は女性の力を借りなければやっていけません。与党と同じことをやっても勝てるわけがない。男社会からはじき出された層に目を向ければ、活路は開けます。

記事後半では、映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」監督の大島新さんが、ハンデのある野党がすべきことを語ります。政治学者の近藤康史さんは、与野党のフェアな競争環境について論じます。

 例えば立憲民主党は「クオー…

この記事は有料会員記事です。残り3231文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
2021衆院選

2021衆院選

ニュースや連載、候補者の政策への考え方など選挙情報を多角的にお伝えします。[記事一覧へ]