「おっちゃん政治から脱却を」大阪自民が女性政治塾、意見交換の場も

自民

増田勇介
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 自民党大阪府連は10日、女性活躍を進めるための組織「watashiba(わたしば)」を設立した。仕事や子育てといった身近な課題を話し合う場を設けて政策づくりにいかすとともに、女性の地方議員を養成する政治塾も立ち上げて、2023年の統一地方選での擁立をめざす。

 世界経済フォーラムがまとめたジェンダーギャップ指数ランキングで、日本は世界156カ国中120位(2021年)と低迷。評価の対象となる経済、政治、教育、健康の4分野のうち、特に政治は147位と低い。自民党大阪府連によると、府連所属の国会議員や地方議員約200人のうち女性議員は国会議員4人と地方議員16人の計20人にとどまっている。

 現状を変えようと、わたしばとして、一般の女性も参加する意見交換の場「キヅキテラス」と、女性向けの政治塾「女政のチカラ」を設ける。意見交換の場で政治を通じた問題解決ができると感じてもらうことで、政治参加へのハードルを下げ、政治塾への参加も促す。府連によると、全国の自民党の都道府県連では初めての試みだという。

 10日には、「トイレから見た女性問題」として参加した地方議員と一般の参加者ら約50人が議論。災害時のトイレ問題の講義を聞いた後に、4人一組になって議論を交わした。

 わたしば本部長の松川るい参議院議員は、外務省職員時代に初代の女性参画推進室長を務めた。「グローバルスタンダードを意識したい。国際会議や商談では、相手の国は半分は女性なのに、こっちはなぜかみなブラックスーツ。女性がポテンシャルを発揮できたら、女性だけではなく男性も若い方も高齢者も障害のある方も活躍できる幸福度の高い社会になるのでは」と話し、「大阪自民に新しい風を吹かせます。口は悪いかもしれませんが、いわゆる『おっちゃん政治』から脱却します」と決意を語った。(増田勇介)

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