トウヒョウのついでに 作家・高山羽根子さん掌編SF 総選挙を前に

有料会員記事2021衆院選

[PR]

 衆院が解散した。作家の高山羽根子さんに選挙をテーマとした掌編SFを寄稿してもらった。

     ◇

 世のなかはとにかく、いつだってトウヒョウっぽいなにかにあふれている。なんとなくSNSにあげた写真に50も「いいね」がつけば、わたしみたいに平凡な人間なら数日は有頂天になってしまう。きっともうちょっとフォロワーの多いきらきらした人たちだって、それらの数の桁がいくつか多いだけで、結局のところ同じようなものかもしれない。芸能人なんかにもなればなおさら、テレビ企画の総選挙だの、視聴率だの、動画の再生数だの、いろんな数字に絶えず振り回されているんだろう。いっぽうで選ぶ側にまわればわたしだって、通販サイトに並んだ似た商品の中でレビューの多いもの、星の数が多いものを、つい選んでカートに放り込んでしまう。

 決済後の明細メールを確認していると、

【まだ起きてる】…

この記事は有料会員記事です。残り1631文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
2021衆院選

2021衆院選

ニュースや連載、候補者の政策への考え方など選挙情報を多角的にお伝えします。[記事一覧へ]