第7回保守、自民重鎮か43歳元財務官僚か 野党は一本化で対抗 熊本2区

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長妻昭明
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 熊本市西部と玉名市などが含まれる熊本2区では、自民党の現職で最多の当選16回を誇るベテランに無所属の新顔が世代交代を挑み、保守層をめぐる激しい争いが2回連続で繰り広げられる見通しだ。

 「野田毅(たけし)が役に立たんならいらんです。でも野田がいないとできん仕事がまだまだある」。9月15日、自民現職の野田毅氏(80)は熊本市で開いた決起集会で訴えた。党税制調査会長や旧自治相、旧建設相などを歴任してきた重鎮だが、支援者一人ひとりに深々と頭を下げ、笑顔でグータッチもした。

 「今回は相当厳しい戦い」と、陣営幹部は危機感を隠さない。「支持基盤が崩されてきている。相手は4年間『浪人』しただけあって、人間関係を作ってきている」。相手とは、元財務官僚の西野太亮(だいすけ)氏(43)。前回、衆院選に初挑戦するにあたり自民党公認を求めたがかなわず、野田氏に2万3千票余りの差で敗れた。今回も無所属で立候補する予定だ。

 保守層を巡って2氏が火花を散らす一方、共産党書記長の橋田芳昭氏(65)は自公政権を真っ向から批判し、党公認で立候補する予定だ。立憲民主党などは候補者擁立を見送り、野党候補が一本化される。

 昨年10月、野田陣営に衝撃…

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