【動画で解説】衆院選と一緒にやる「国民審査」ってなに?

【動画】30秒でわかる!衆院選と一緒にやる「国民審査」ってなに?
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国民審査ってなに?

 衆院選と同じ日に、もう一つ大切な投票があります。最高裁判所の裁判官に対する国民審査です。これは憲法で規定された制度で、最高裁裁判官がその職責にふさわしいかどうか、国民が判断できる重要な機会です。

 最高裁裁判官は長官1人と判事14人からなります。この15人は、任命後初めて行われる衆院選の日に国民から審査を受けます。投票した人の過半数が「辞めさせたい」と意思を示せば、その裁判官を解職することができます。

 ただ、これまで国民審査でやめることになった裁判官はいません。

今回の対象は?

 今回の衆院選では、15人中11人が国民審査の対象です。前回(2017年)の国民審査後、新たに就任した最高裁裁判官は12人いますが、そのうち1人が定年退官しているためです。

 一度審査を受けると、10年後まで審査を受ける必要はありません。

最高裁裁判官ってどんな人たち?

 最高裁裁判官のうち、長官は内閣の指名に基づいて天皇が任命し、判事は内閣が任命して天皇が認証します。裁判官だけでなく、弁護士や検察官、官僚や法学者からも選ばれています。

 60代で就任することがほとんどで、定年は70歳と定められています。

審査はどうやって?

 衆院選の投票所で一緒に受け取る国民審査の投票用紙には、審査を受ける裁判官の氏名が印刷されています。やめさせたい裁判官がいれば、名前の上の欄に「×」を書きます。

 特にいなければ、何も記載する必要はありません。

何を基準に審査すれば?

 「最高裁裁判官なんてどんな人か知らないよ」という人もいるでしょう。裁判所のホームページ(https://www.courts.go.jp/saikosai/about/saibankan/index.html別ウインドウで開きます)には、裁判官一人ひとりの略歴や趣味、これまでに関わった主な裁判などがまとめられています。

 最高裁は、私たちの生活に直接影響する事件も多く扱っています。6月には「夫婦別々の姓での婚姻は認められない」とした決定が話題になりました。裁判官15人のうち11人が、夫婦同姓を定めた規定は「合憲」と判断しました。国民審査では、こうした様々な決定を下す裁判官への意見を直接示すことができます。