「バラマキ合戦」寄稿、政府・与党内で波紋 財務相は問題視せず

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 財務省の矢野康治事務次官が今月発売の月刊誌「文芸春秋」に、最近の政策論争を「バラマキ合戦」などと指摘する寄稿をしたことが波紋を広げている。コロナ対策を名目に巨額の財政出動を求める主張が与野党ともに強いことに懸念を示した内容だが、政府・与党内からは反発も出ている。

 事務方トップの現職次官が雑誌に自らの意見を寄稿するのは異例だ。寄稿は「財務次官、モノ申す このままでは国家財政は破綻(はたん)する」と題され、10ページにわたって日本の危機的な財政状況を訴えている。

 数十兆円規模の経済対策や財政収支を黒字化する目標の「凍結」が主張され、衆院選を前に消費税の減税が提案されていることを列挙。「まるで国庫には、無尽蔵にお金があるかのような話ばかり」と批判し、財政の健全化が置き去りになっている現状を、「タイタニック号が氷山に向かって突進しているようなもの」とした。

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