経費購入のカレンダー、郵便局長が政治活動に流用か 日本郵便が調査

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藤田知也
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 日本郵便の複数の郵便局長が昨年、一般の利用者に配るため経費で買ったカレンダーを、郵便局長会の政治活動に流用していた疑いがあることがわかった。参院選に向け、政治活動に賛同してくれる支援者らに配っていたという。経費を不正に使った恐れがあり、日本郵便は調査を始める。来年のカレンダーについては支出の見直しを検討する。

 カレンダーは「郵便局長の見つけた日本の風景」と題したものだ。日本郵便は「顧客に感謝を伝える年末年始のあいさつ」を目的に、局長が経費でカレンダーを買うことを認めている。昨年の予算額はタオルなどの購入費も含め、全国の約2万局で計4億円に上る。

 複数の局長によると、昨年はカレンダーを1局あたり100部前後買ったケースが多いという。日本郵便の内部資料では1部あたり税抜き160円。約2万局が100部ずつ買うと、費用は年3億円を超える。

 朝日新聞の取材では、複数の局長が地域の局長会の幹部から、「カレンダーは支援者らに配るように」と昨秋に口頭などで指示されたという。

 中国地方の局長会が来年の参院選に向けた取り組みをまとめた文書では、窓口で一般の利用者に自由に持って帰ってもらうことは、「絶対あってはならない」と記していた。局長が配って回るなどし、「支援者拡大を目指す」としている。

 ある局長会では、昨年12月…

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