西武2位指名に「悔しさもある」 152キロ左腕・佐藤隼輔は奮起

塩谷耕吾
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(11日、プロ野球ドラフト会議)

 会議が始まって約1時間、西武から2位指名を受けても、会見場に座る筑波大の左腕・佐藤隼輔(しゅんすけ)の表情は硬いままだった。

 「会場に入ってから、ずっと緊張していた」と話すが、理由はそれだけではない。

 「大学4年間を通して、ドラフト1位を目標にやってきたので悔しい思いもある」

 4年次に1位指名される選手に成長することを掲げて仙台高校から筑波大に入学。筑波大の資料によると、今春までに11勝を積み上げ、168奪三振、防御率は1・36の数字を残した。最速は152キロに達し、会議前は1位候補に挙げられていた。ただ、9月11日の秋季リーグ初戦の登板で負傷して以降は試合で投げておらず、最後のアピールができなかった。

 「ここからが勝負。(指名)順位など関係なく、がんばっていきたい」

 プロ1年目の目標に掲げた「新人王」へ、固い決意がほとばしった。塩谷耕吾

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