立体迷路、床支える横木が腐食か 6人重軽傷の兵庫「おもちゃ王国」

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 兵庫県加東市黒谷の遊園地「東条湖おもちゃ王国」で10日、立体迷路施設の床が抜け、3家族7人が転落して6人が重軽傷を負う事故があった。県警は、施設に何らかの不備があった可能性を視野に業務上過失傷害の疑いで11日に現場検証した。床を支えていた横木の腐食が確認されたという。

 加東署によると、事故が起きたのは2013年に完成した木造5階建ての「カラクリ迷宮のお城」。7人が3階にいたところ、床が幅1・08メートル、長さ2・3メートルにわたって抜け、2・4メートル下の2階部分に落ちたという。

 7人のうち、いずれも大阪府東大阪市に住む会社員男性(24)とパートの女性(27)が腰を骨折する重傷。他に7~38歳の男女4人が軽いけがを負ったが、1歳の女児にけがはなかった。

 署の調べでは、事故があった場所では、抜け落ちた24枚の床板を支える横木が折れていた。何らかの原因で腐食した可能性がある。おもちゃ王国の副支配人によると、目視点検を毎朝しており、10日朝の点検では異常は見つからなかったという。

 この日は約2千人がおもちゃ王国を訪れ、事故が起きた施設には当時、30~50人ほどがいたという。

 県建築指導課によると、遊園地内の施設のうち、メリーゴーラウンドやジェットコースターは建築基準法の定める「工作物」にあたり、管理者に維持保全を義務づけている。しかし立体迷路は対象外のため明確な安全基準はないという。

 迷路施設を巡っては14年、群馬県嬬恋村の「軽井沢おもちゃ王国」で床が抜け、客が負傷する事故が起きている。