建築家・安藤忠雄さんの展覧会、北京で 「東洋の美を感じる」

北京=林望
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 日本の著名建築家、安藤忠雄氏の作品展が12日、北京市内で始まる。経済発展の続く中国では、世界の建築家による斬新な建築も増えている。開会式にオンラインで出席した安藤氏は「これから中国が建築の世界を引っ張るなら、ビジネスの部分だけでなく、建築の文化の部分を発信してほしい」と呼びかけた。

 2017年の東京から始まった世界巡回展の一環。60年代末以降の初期の作品から、国際的な建築家として、中国を含む世界各地で手がけた作品の模型まで幅広く展示している。

 「光の教会」や「水の教会」など安藤氏の代表的な作品を実物大で再現したコーナーもあり、一般公開に先立ち11日に開かれた開会式では、集まったメディアや建築関係者らが興味深そうに足を止めていた。

 上海で美術館運営に携わる孫一菲さん(31)は「『水の教会』などには東洋の美を感じる。中国では経済発展と共に西洋式の建築が増えたが、今後は東洋の文化や精神も反映されていくべきだ。その上で、安藤氏の作品は大きなヒントを与えてくれる」と話していた。

 展覧会は来年1月9日まで、北京市朝陽区の北京民生現代美術館で開かれる。(北京=林望)