魅力度最下位の茨城、日本から独立か? 漫画「だっぺ帝国の逆襲」

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久保田一道
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 「ヤンキーが多い」「納豆だけ」――。茨城へのネガティブなイメージを払拭(ふっしょく)し、反転攻勢に打って出る架空の計画を描いた漫画「だっぺ帝国の逆襲」が6日、出版された。民間調査会社による47都道府県「魅力度ランキング」で今年、再び最下位に転落した茨城だが、隠れた名物を発掘し、新たな楽しみ方のヒントも詰め込んだ。

 東京からUターンしてきた主人公・袋田ダイゴが、「県庁第二観光課」を舞台に秘密の「茨城再生プロジェクト」に奔走し、1年をかけて「茨城独立建白書」を作り上げる物語だ。主人公の名前は大子町にある日本三名瀑(めいばく)の一つ、袋田の滝にちなんでいる。

 小学館のウェブマガジンで2019年末に連載が始まった。単行本は26話分を1冊にまとめたものだ。

 1本5千円の高級レンコンや完熟メロン「ひたち姫」を育てる農家、大洗町ひたちなか市に伝わるご当地スイーツ「みつだんご」、東日本で有数の人気を誇る大子町のキャンプ場「グリンヴィラ」……。県内各地の実在の人物像やエピソードは、同町出身の漫画家佐藤ダインさん(36)が取材して深めたものだ。

 随所に茨城を知るためのさまざまな仕掛けもほどこされている。用語解説「だっぺディア」は硬軟のテーマを扱う。平将門と茨城の縁、北海道の地場コンビニ「セイコーマート」が茨城に多い理由など、県民でも正確には知る人が少なそうな豆知識が満載だ。

 こうしたコラムや茨城弁の監修を担当したのは、「イバラキング」名義でラジオやイベントに出演し、魅力を発信してきた青木智也さん(48)。昨年4月からは、茨城放送で作品と同名の番組のMCも務める。

 なぜ茨城の「魅力度」は低迷するのか――。

 佐藤さんは「県民にとって当…

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