怖かった「食べる行為」 おむすび握る旅、始めた理由

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田部愛
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 大切なものを守るように、炊きたてのご飯を両手で包みこむ――。菅本香菜さん(30)が、4年前から全国を旅しながら握ったおむすびは、100種類を超える。各地で出会った人たちと「おいしい」をともにしてきた。

 新米と塩だけのものもあれば、山口ではワカメを混ぜ、徳島ではスダチをしぼる。郷土レシピや生産者を取材して発信し、地元の食材を使ったおむすびのワークショップを開く。企業の商品開発にも携わる。

 「食べることは、生きる喜びにつながっていると思う」。こう語る原点は、中高生時代にある。

 中学校になじめず、周りの目…

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