ワクチン3回目の接種開始 首相「早ければ12月開始、全額公費」
戸田政考
新型コロナウイルスのワクチン接種について、岸田文雄首相は12日午前、3回目の接種を早ければ12月にも始める考えがあることを明らかにした。参院本会議で、立憲民主党の福山哲郎幹事長の質問に答えた。
首相は「ワクチンの3回目の接種については、早ければ12月から開始することを想定して準備を進め、円滑な実施に万全を期す」と述べた。また、午後の衆院本会議では「3回目のワクチン接種も全額公費負担で行う」と述べた。公明党の石井啓一幹事長の質問に答えた。
免疫を高めるための3回目接種は「ブースター接種」と呼ばれる。3~4月に2回目の接種をした医療従事者から対象になる見込み。
厚生労働省は9月に開いた専門家の分科会で、追加接種の必要性を確認。接種間隔は2回目接種からおおむね8カ月以上としていた。(戸田政考)

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- 戸田政考(とだ・まさとし)朝日新聞記者
- 科学医療部記者。再生医療やゲノム編集などの基礎医学に面白さを感じ、現在は医療全般を取材。気候変動問題もライフワーク。フットサル年50回が目標。テンションとコレステロールは高め。