日本なりの「J-SPAC」検討を 米ベンチャーキャピタルCEO

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聞き手・稲垣千駿
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 未上場企業の買収のみを目的とした「特別買収目的会社」(SPAC)導入に向け、日本でも本格的な議論が始まった。米国では新型コロナ禍のもとで大ブームが起きたが、課題の多さから規制強化の議論も進む。日本への留学経験があり、SPACに詳しい米カリフォルニア州のベンチャーキャピタル、ペガサス・テック・ベンチャーズのアニス・ウッザマンCEO(最高経営責任者)に米国の現状や制度の課題などについて聞いた。

――SPACにはどんな利点がありますか。

 「短期間で上場できるのが魅力的だ。従来のIPO(新規株式公開)は数年かかるが、SPACは短ければ5~6カ月で上場できる。IPOのハードルについて起業家と話すと、ほとんどが『お金がない』と聞く。ベンチャー企業にとって金銭的な体力と時間をもって上場するのは非常に厳しい。SPACはそこまで労力やお金をかけなくて良い。買収の過程で、会社の時価総額がどれぐらいか分かるのもメリットだ」

――投資家目線ではどんな利点がありますか。

 「投資先が上場することがメリットになる。我々が投資した会社もいくつかSPACで上場した。売却で700%近いリターンを得た会社もある」

――現状の課題は…

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