ビットコインが法定通貨に 価格が急落、反対デモも エルサルバドル

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サンサルバドル=岡田玄
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 暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)を法定通貨にした中米エルサルバドルでは、1カ月が過ぎ、人口640万人ほどの国で専用アプリのダウンロードが300万に達したとされる。一方で、一時は価格が急落。反対デモも起きた。歓迎と戸惑いが入り交じっている。

 首都サンサルバドルのピザ店で6日、会社員のマイテ・サルコさん(22)が初めてBTCで買い物をしていた。レジに表示されたQRコードにスマホをかざすと支払いは終わり。「むずかしいと思っていたけど、とても簡単。これからも使いたい」と話した。

 使うのは政府がつくった専用アプリ「チボ」。本来の意味は「ヤギ」だが、現地では「かっこいい」のような意味だ。「チボ」を自称するブケレ大統領は3日、「300万のエルサルバドル人がチボを使っている」と英語でツイート。BTC利用が広がっているとアピールした。

 登録方法が複雑で使いやすいとはいえないアプリだが、ダウンロードが増えているのは、登録すれば30ドル相当のBTCが「使い方を覚えるため」という名目で国から振り込まれるためだ。ただ必ずしも利用は広がっていない模様だ。地元紙が報じた現地シンクタンクの調査では、消費者の87%がBTCで支払ったことがないと回答した。

 一方、米国にいるエルサルバ…

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