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群馬県独自の「ワクチン手帳」、宿泊や飲食で割引 未接種者にも特典

新型コロナウイルス

松田果穂
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 群馬県は12日、新型コロナウイルスのワクチン接種を県独自に証明し、割引などの特典を受けられる「ぐんまワクチン手帳」を13日から運用すると発表した。提示すると、県が15日から実施する宿泊費や飲食代割引の事業を利用できる。

 ワクチン手帳は、県の公式LINE群馬県デジタル窓口」で表示できる。県が15日から実施する観光支援事業「愛郷ぐんまプロジェクト第3弾」では、1泊当たり5千円の割引などの特典が受けられるほか、通常の「Go To Eat」の食事券よりも割引率が5%高い「ぐんまGo To Eatワクチンプレミアム」も利用できる。

 13日時点でワクチン手帳の表示に必要な情報を県に提供している自治体は、35市町村のうち28市町村(人口ベースで約9割)。残り7市町村は、ワクチン手帳に使う個人情報を県に提供するために審議会を開く必要があるなどの事情があり、準備が整い次第運用を始めるという。

 県独自の接種証明をめぐっては、県議会の各会派からワクチンを打てない人や打ちたくない人への差別を懸念する声が続出し、県は内容を一部見直した。ワクチン未接種の人向けの特典を追加し、名称も「群馬県版ワクチンパス」から「ぐんまワクチン手帳」へと改めた。

 12日の臨時会見で山本一太知事は接種証明の意義を、「1%でも接種率を上げて社会全体のリスクを下げ、リスクを抑えながら地域経済を立て直す」と説明。「ワクチン手帳は『条件』ではなく『インセンティブ』」と強調し「差別を助長しないよう十分配慮したい」などと述べた。

 12日の県議会本会議で、この事業にかかる174億3207万円の今年度一般会計補正予算案が、賛成多数で可決された。(松田果穂)

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