歴代スカイラインやフェアレディZが登場 日産監修カキノタネ一新

豊平森
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 日産自動車監修で昨夏発売された龍屋(たつや)物産(神奈川県伊勢原市)の「新型カキノタネ」が、この秋、ビッグマイナーチェンジした。車形のカキノタネで、パッケージを一新。今回も日産のカーデザイナーによる凝ったデザインで、スカイラインやフェアレディZの歴代モデルを集めた二つのパッケージが新登場した。

 新型カキノタネは、伊勢原市や地元経済界などでつくる「伊勢原うまいもの遺産創造委員会」で、酒のつまみなどの嗜好(しこう)食品を手がける龍屋物産と日産の担当者が意気投合し、昨年7月に発売された。日産は開発拠点のテクニカルセンターが厚木市伊勢原市にまたがり、地元貢献を探っていた。

 新型カキノタネには、往年の名車から最近の車種まで「日産」の語呂合わせで、23種類の車に伊勢原市のシンボル大山(おおやま)を加えた計24種類の形がある。生地を抜く金型は日産の総合研究所(横須賀市)の技術者が開発。当初の3種類のパッケージも日産がデザインを担った。

 両社の担当者らは当初、「1万本ぐらい売れたらいいね」と話していたという。だが、日産が異分野のカキノタネを開発した意外性もあって車好き以外にも話題に。すでに30万個以上が売れたといい、龍屋物産の主力商品に成長した。

 新登場の「スカイライン」と「フェアレディZ」のパッケージには、歴代モデルから8モデルずつ配置された。スカイラインは、1963年の「プリンス・スカイラインスポーツ・クーペ(BLRA―3)」から、2019年の「スカイライン400R(V37)」まで。フェアレディZは、1969年発表の初代モデル「フェアレディZ432(S30)」から最新モデルまでだ。

 パッケージでは車体の色合いの再現だけでなく、地の色にもこだわった。歴代の両車種を象徴する色で、しょうゆ味のカキノタネのイメージを損なわない色を求め、フェアレディZではエンジ色に近いグランプリマルーン、スカイラインではミッドナイトパープルを採用。よく見ないと気付かないほどの細かい「Z」や「S」の文字を色の濃淡で地紋のようにまぜこんだ。商品を詰める段ボール箱も、パッケージごとに新たにデザインした。

 両車種のデザインに長年かかわり、新型カキノタネにも携わる日産自動車グローバルデザイン本部の杉野元さん(48)は「ちょっとしたところにも、とことん凝った。車好きの人には分かってもらえるこだわりもたくさんあるので、楽しんでほしい」。車形のカキノタネを配置した「ベーシックパッケージ」のデザインも、一部変更した。

 自らも車好きという龍屋物産の高橋範行商品部長(45)は「1年に1回ぐらいマイナーチェンジして、車マニアにもそうでない人も喜んでほしい。金型のフルモデルチェンジも目標で、心をくすぐる仕掛けで伊勢原の面白さを全国に伝えたい」。新型カキノタネは1本500円(税込み)。問い合わせは龍屋物産(0463・95・4388)へ。(豊平森)