まるで怪獣 高知の小料理店に登場、全長2mの巨大ウツボ

笠原雅俊
[PR]

 まるで怪獣!? 全長約2メートル、重さ4・2キロの巨大なウツボが「土佐の小京都」と呼ばれる高知県四万十市の小料理店に出現した。「大きなワニとヘビが合体したようだ」。居合わせた客を驚かせている。

 8日夜、市内の小料理店「昭和ブギウギ食堂のらくろ」にウツボが登場した。この日仕入れたばかりの3匹のうち1匹が桁違いに巨大だった。土佐清水市の海で取れたといい、「海のギャング」と恐れられ、迫力満点の顔でにらみつける。

 店主の小寺孝治さん(49)は「こんなに大きなウツボは初めて。いつもの倍はある。怪物だ」と興奮気味。両手で持ち上げるとヌルヌルして重いが、小寺さんは熟練の包丁さばきで大きなウツボを解体していくと、つややかな白身が見えた。

 店では、コラーゲンたっぷりのウツボをタタキや唐揚げ、煮こごり、鍋にする。小寺さんは「ウツボは、グロテスクな見た目と違って上品な食感とさっぱりした味が人気。健康にもいいですよ」と話す。

 ウツボ漁の盛んな土佐清水市の窪津共同大敷組合の川田一成組合長は、巨大なウツボの写真を見て、「これは太いなあ。こんな大物はめったに見られない。年に1匹取れるかどうかだ」。ウツボ漁の季節は冬に向かうこれから。川田組合長は「ウツボはおいしい。多くの人に食べてもらいたい土佐の珍味だ」と話す。(笠原雅俊)