北海道のサケ・ウニ大量死、漁業被害は46億円 道推計

榧場勇太
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 北海道東部の太平洋沿岸の海域で、赤潮が原因とみられるサケやウニなどの大量死が発生している問題で、道は12日、漁業被害は推計46億円にのぼると発表した。8日時点での被害を漁協から聞き取り、調査結果をまとめた。

 道によると、根室から日高にかけての海域で、サケ約1万7800匹(約5500万円)、ウニ約1500トン(約45億5500万円)の被害が出た。ウニは生き残った個体が出荷できる大きさになるまでに4年程度の影響が出る見込みで、被害額が大きくなっている。

 このほか釧路でツブ貝、日高でブリ、十勝でサクラマスなどの被害が確認されている。道は調査中の海域があり、被害額は変動する可能性があるとしている。

 鈴木直道知事は12日、金子原二郎・農林水産相と東京で面会し、赤潮の原因究明と、漁業者と自治体への支援を求めた。

 道立総合研究機構水産研究本部によると、赤潮の原因プランクトンが比較的低い水温でも増殖する種類で、赤潮の発生は長期化するおそれもあるという。道総研が赤潮と大量死との因果関係を調べている。(榧場勇太)