走る動画にタンゴも披露へ 自民重鎮、対面代わりにユーチューブ活用

会員記事2021衆院選

神野勇人
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 感染状況が小康状態にあるとはいえ新型コロナウイルス下で行われる衆院選。有権者と接する機会が制約される中、動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用する陣営が増えつつある。目立つのはベテラン議員だ。自らのチャンネルを開設し、政治経験や人柄の浸透を図ろうと力を入れる。対面活動に代わる手段として期待するが、閲覧数を増やすには課題も多い。

 熊本2区の自民現職で、当選16回の重鎮野田毅氏(80)の陣営は8月から、視察や演説などの動画を本格的にユーチューブへ投稿し始めた。野田氏が「子どもの頃はお医者さんになりたかった」と述懐する大学生との対談や、有権者に向かって走る動画が並び、見本となる「サムネイル画像」には野田氏が笑顔でポーズを取るものもある。

 長引くコロナ禍で地元での露出が減る中、動画で野田氏の健在ぶりをアピールする。幅広い年代に届くようツイッターフェイスブックにも動画を転載する。40代候補との保守分裂対決が見込まれる今回。陣営の担当者は「動画では親しみやすさも伝わり、交流が図りづらい若者世代にもリーチができている」。

 とはいえ1本あたりの再生回数は100回前後のものが多く、有権者にどれだけ届いているかは未知数だ。

 福岡10区の自民現職で元地…

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