選択的夫婦別姓、首相は慎重姿勢崩さず「議論の動向を注視」

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 岸田文雄首相は13日、参院本会議の代表質問で、公明党山口那津男代表から選択的夫婦別姓の実現に向けた考えを問われたが、「国民各層の意見や国会の議論の動向を注視し、さらなる検討を進める」と答えるにとどめた。選択的夫婦別姓の実現をめぐっては、野党だけでなく与党からも求める声が出ているが、首相は慎重姿勢を崩さなかった。

 山口代表は質問で「夫婦別姓が選べない国は日本だけだ。女性の活躍促進の観点から、希望する夫婦が姓を変えることなく結婚できるよう、制度導入を実現すべきだ」と語り、首相に実現を迫った。

 これに対して、首相は「私が目指すのは多様性が尊重される社会だ」としながらも、具体的な対応には言及しなかった。

 一方、立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党は13日、「(予算委員会を開くという)野党の提案を拒否して解散することは数を背景にした横暴な態度だ」などとする抗議声明をまとめ、自民党に提出した。自民側は改めて、予算委は開く考えがないと伝えた。

 提出後、立憲の安住淳国会対策委員長は記者団に「(首相は)人の意見を聞くと言うが、国会で都合の悪いことを聞かれるのが嫌だという姿勢は、聞く耳を持たないということを証明している」と批判した。