幼稚園バスが塀に衝突、5歳女児と職員の2人骨折 13人軽いけが

林瞬
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 13日午前8時半ごろ、茨城県那珂市鴻巣の県道で、幼稚園の送迎バスが、道路左側の民家のブロック塀に衝突した。那珂署によると、バスの男性運転手(70)のほか、園児16人と女性職員(33)の計17人が同乗し、5歳の女児と職員が足や肋骨(ろっこつ)が折れる重傷、園児12人と運転手が軽いけがを負った。いずれも命に別条はないという。

 バスは園児を乗せて幼稚園に向かう途中だった。同署によると、運転手は「ぼうっとしてしまった」と話しているという。今後、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで捜査を進める。

 現場は片側1車線の見通しのよい直線道路だが、前後に緩いカーブがある。

 事故現場の近所に住む男性(54)は、ドーンという大きい音がして家から出るとバスが塀に突っ込んでいたと話す。園の職員に「子どもが中にいる。助けて」と頼まれ、バスの中に入ると、バスの前の方にある座席がゆがみ、園児が挟まれていたという。男性は手で座席を曲げて、園児2人を助け出したという。

 事故直後、園児は何が起こったかわからない様子だったが、時間がたつにつれて泣き出す子が多くなっていったという。男性は「この道路はスピードが出やすく、事故も多い」と話した。(林瞬)