ミャンマー経済苦、揺れる国軍 ASEAN特使とNLDの面会容認も

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バンコク=福山亜希、シンガポール=西村宏治
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 2月にクーデターで国軍が実権を握ったミャンマーで、経済的な苦境が続いている。通貨の下落で輸入品である食料品や肥料などが値上がりし、生活を直撃。内政の混乱で国際社会や民主派からの批判が強まることが懸念されるなか、国軍は東南アジア諸国連合(ASEAN)との外交姿勢も軟化させ始めた。

 「田んぼに必要な肥料や除草剤は、この1カ月で2倍以上に値上がりした。肥料が買えないので今後の収穫量は減り、収入も減るだろう。お金が足りなくなるのではないかと不安だ」。ミャンマー中部マグウェーの農家ウィンアウンさんは、現地の朝日新聞助手の取材にそう語った。

 背景にあるのが、通貨安だ。通貨チャットはクーデター前まで1ドル=1300チャット台で推移していたが、9月下旬には闇相場で3千チャットまで急落した。様々な輸入品の価格が急騰し、ミャンマー人の生活に欠かせない食用油は一時、クーデター前の2倍超になった。

 クーデター後、最大都市ヤン…

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