御神能、2年ぶり観客入れて奉納 21日に宇佐神宮

大畠正吾
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 大分県宇佐市の宇佐神宮で約400年続くとされる御神能(ごしんのう)が21日、2年ぶりに観客を入れて催される。舞台では宇佐神能会の会員たちが地謡として観世流能楽師らと共演する。

 御神能は能楽殿で五穀豊穣(ほうじょう)に感謝して奉納される。12世紀に申楽(さるがく)として始まり、2度の中断を経て1619年に中津藩主細川忠興が再興したという。

 昨年はコロナ禍のため無観客で奉納したが、今年は席の間隔を空けるなどの感染対策をして公開する。正午過ぎから、疫病をはらう意味もある素謡「神歌」に始まり、狂言「昆布売(こぶうり)」や能「藤戸(ふじと)」など。能はシテを武田宗和さん、ワキを飯冨雅介さんが演じる。

 神能会の並松吉昭会長は「全国的にも珍しい玄人と愛好家の共演をぜひ見てほしい」と話している。

 全席自由で、前売り2千円、当日2500円。問い合わせは宇佐神能会(0978・37・0001)へ。(大畠正吾)