イタコ題材に被災者の内面描く 劇作家・畑澤聖悟さんの向き合い方

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高橋昌宏
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 2011年秋、ある演劇作品が生まれた。被災地で公演するためだ。

 青森市にある県立青森中央高演劇部による「もしイタ ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の『イタコ』を呼んだら」。同年9月の初演からコロナ禍前まで、沿岸の被災地などを回り、100超のステージを重ねた。脚本と演出を手がけたのは、演劇部顧問の畑澤聖悟教諭(57)だ。

 「演劇という形が被災地で歓迎されるだろうか」。震災後、半年近く考え、「覚悟を決めてやってみたい」と部員たちに公演を提案した。

 あらすじはユニークだ。震災…

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