介護の世界に変革を 「ケアテック」で魅力ある未来に

コーディネーター・高橋美佐子
【動画】ケアテックで変える介護現場 求められる意識改革とテクノロジー
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 国際シンポジウム「朝日地球会議2021」(朝日新聞社主催)はオンラインで開催され、2日目の18日、パネル討論「ケアテックで変える介護現場 求められる意識改革とテクノロジー」を配信した。人手不足が続く介護現場で始まっているテクノロジーを導入して課題解決を図る試みについて、専門家らが話し合い、「ケアテック」と呼ばれる分野が成長することで、魅力ある未来につながることを確認した。

 まず大阪健康福祉短大の川口啓子・特任教授が介護福祉士の養成機関や志願者の数が減る現状を紹介。「低賃金に加え、排泄(はいせつ)ケアを受ける本人がヘルパーに『こんな汚い仕事を娘や孫にさせられない』と言うなど、介護職への無意識の『見下し』や差別感情がある」と指摘した。

 特に排泄ケアは所要時間が長い上、おむつ交換の際にも汚れていない「空振り」や外に漏れ出した時の後始末など負担が大きい。現場の苦労を減らそうと、便や尿の「におい」を検知するシート型センサー「ヘルプパッド」を開発したのが株式会社aba(千葉県船橋市)だ。その人の排泄の記録を人工知能(AI)を活用して記録を蓄積、傾向をつかんで失敗を防ぐ。宇井吉美社長は、「ナイチンゲールがナースコールを発明して看護業務を激変させたのと同様、我々も介護の世界で変革を目指したい」と語った。

 厚生労働省補助事業「GO!GO!KAI-GOプロジェクト」に携わるフリーアナウンサー、福澤朗さんは「実は僕も昨日成人用おむつを買ってきて試し、個人の聖域に立ち入る介護の重みを知った。義務教育から介護を学べば自分ごとととらえられる。テクノロジーがその未来を変えるとも確信した」と話した。(コーディネーター・高橋美佐子)

 人手不足が続く介護現場にテクノロジーを導入して課題解決を図る試みが始まっている。「ケアテック」と呼ばれる分野が成長することで、魅力ある未来につながることを確認した。

 まず大阪健康福祉短大の川口啓子・特任教授が介護福祉士の養成機関や志願者の数が減る現状を紹介。「低賃金に加え、排泄(はいせつ)ケアを受ける本人がヘルパーに『こんな汚い仕事を娘や孫にさせられない』と言うなど、介護職への無意識の『見下し』や差別感情がある」と指摘した。

 特に排泄ケアは所要時間が長い上、おむつ交換の際にも汚れていない「空振り」や外に漏れ出した時の後始末など負担が大きい。現場の苦労を減らそうと、便や尿の「におい」を検知するシート型センサー「ヘルプパッド」を開発したのが株式会社aba(千葉県船橋市)だ。その人の排泄の記録を人工知能(AI)を活用して蓄積、傾向をつかんで失敗を防ぐ。宇井吉美社長は、「ナイチンゲールがナースコールを発明して看護業務を激変させたのと同様、我々も介護の世界で変革を目指したい」と語った。

 厚生労働省補助事業「GO!GO!KAI-GOプロジェクト」に携わるフリーアナウンサー、福澤朗さんは「実は僕も昨日成人用おむつを買ってきて試し、個人の聖域に立ち入る介護の重みを知った。義務教育から介護を学べば自分ごとととらえられる。テクノロジーが未来を変えると確信した」と話した。(コーディネーター・高橋美佐子)