コロナ禍後の消費、地域ごとに違いくっきり 中部は堅調で近畿は低迷
中川透
コロナ禍での消費の動きを地域別にみると、近畿の回復が鈍く、中部が好調なことが三井住友カードのクレジットカードデータの分析「カステラトレンド」でわかった。同社は「中部は感染者数が関東や近畿よりも比較的少なかったことや、自家用車による消費が多いとみられることが早期回復の一因と考えられる」(データ戦略部)という。
三井住友カードは年約21兆円分の決済記録を持つ。2019年1月~21年8月のデータを匿名化し、北海道・東北▽関東▽中部▽近畿▽中国▽四国▽九州・沖縄の7地域別に集計した。
19年1~12月の決済額の…