「睡眠薬ないと不安だった」 バレー中垣内前監督、プレッシャー告白

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 東京オリンピック(五輪)のバレーボール男子で、29年ぶりに8強入りを果たした中垣内祐一監督(53)は任期満了で退任し、1日にVリーグ堺の部長に復帰した。朝日新聞のインタビューで、「代表監督時代は、睡眠薬がいつもないと不安だった。気にしていないつもりでも、ストレス、プレッシャーがあった。なってみないと分からない」と語った。

 昨年春には、高橋藍をメンバーに入れ、東京五輪前の国際大会で石川祐希の対角に据えた。若手を大胆に抜擢(ばってき)する一方、今年3月まで主将だった柳田将洋北京五輪代表の福沢達哉をメンバーから外すなど、大きな決断を下した。監督を退任してから、「よく寝られるようになった」と苦笑いする。

 堺ではチームを指導することは考えていないという。「指導者も世代交代しないと。コーチ業は選手とは別。多くの時間をかけないと育たない」と語った。

 指導者の育成についてはこう持論を語る。「プレーヤーとして一流でなくても、優秀なコーチがいる。近年はプロのコーチもいるし、優秀な外国人コーチもいる。チームのスーパースターだった人でなくても、評価する目線や思考が必要」