地球汚した人類、せめて宇宙はきれいに 篠原ともえさんらが討論

コーディネーター・中島隆
【動画】せめて宇宙は始めから
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 国際シンポジウム「朝日地球会議2021」(朝日新聞社主催)はオンラインで開催され、2日目の18日、パネル討論「せめて宇宙は始めから」を配信した。アストロスケールホールディングスCEOの岡田光信さん、デザイナーでアーティストの篠原ともえさん、東京理科大栄誉教授の藤嶋昭さんらが登壇。地球を汚してしまった人類が、せめて宇宙は汚さないようにするにはどうしたらいいのか、光触媒を活用して「きれい」を保つ技術や、宇宙ゴミの除去などについて語り合った。

 セッションを見た皆さんは思ったに違いない。

 宇宙もヤバイぞ。

 まず藤嶋昭・東京理科大栄誉教授が「光触媒」を、光の力で地球をきれいにする仕組みだと紹介した。使われている例として、パリ・ルーブル美術館のガラスのピラミッドを挙げた。

 それを聞き、デザイナーでアーティストの篠原ともえさんが「感動しました」。光の力といえば光合成を思いつくのですが……。篠原さんが言うと藤嶋さんがつなぐ。「人間が宇宙ステーションで暮らすとき、光の力が必要なのです」

 食物を光合成で栽培し、人間の排泄(はいせつ)物などを光で殺菌するのだという。宇宙に滞在し始めた人間に、光の力は欠かせないのである。

 星空のラジオ番組をもつ篠原さん。「美しく、観測は楽しい」などと星空の魅力を語る。

 たしかに星空は美しい。けれど……。人工衛星がゴミと衝突して爆発する衝撃的な映像とともにアストロスケールの岡田光信さんが語る。「役目を終えたロケットの一部などが、宇宙にゴミとしてあふれています」。それらは超速で地球のまわりを回っている。

 カーナビ、天気予報。私たちの地球での生活も、人工衛星抜きでは成り立たない。持続的な生活が不可能になるかも。岡田さんの会社の使命は、まさに宇宙ゴミ除去、である。(コーディネーター・中島隆)