激減、微増、あの数字はこの4年でどう変わった 当事者が語る実態

有料会員記事2021衆院選

安井健悟 小林直子 遠藤隆史 鎌田悠
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 衆議院が14日解散し、事実上の選挙戦が始まった。前回選挙からの4年間で暮らしはどう変わったのか。4年前の数字をたどりながら、コロナ禍のいま、どんな政策が必要か。この衆院選で何に注目するか。数字の当事者でもある有権者に尋ねた。

通天閣社長「スピード感もって決断を」

 訪日外国人客(政府観光局調べ)

 2017年 2869万人

 20年 412万人

 大阪市・新世界の中心に立つ通天閣。運営会社の高井隆光社長(46)は、そのそばで生まれ育った。「当時は昼間から酔いつぶれたおっちゃんが家の前で寝ているのが日常の光景。そんな怖いイメージを変えたいと思って働いてきた」。近年は串カツなどのグルメの魅力も相まって海外からの観光客らでにぎわった。

 だが、観光地にとってコロナ禍は深刻を極めた。年間100万人超だった入場客は5分の1に激減し、30歳で入社して以来、初めて1千万円の赤字が出た。正社員やアルバイトを含めて85人ほどいたスタッフのうち、約60人に辞めてもらった。「ひとつのチームと思ってきたので、ほんまにつらかった」。今でも心の傷だという。

これまでの政府のコロナ対応で、高井さんが感じたこととは。さらに、後半では、独自の「プチ育休」を取得した夫婦や、「老後は悠々自適」と思っていた清掃員の男性、教員の仕事の実態を知ってもらおうと発信を続ける高校教諭が、それぞれ衆院選で注目する点を紹介します。

 これまでの政府の対応は、「…

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